赤十字の7原則:奉仕(Voluntary Service)

お知らせ 01/10/2015

 

 

Untitled-1

利益を求めず、人を救うため、自発的に行動します

私たちの支援・保護を必要としている人たちを例外なく救うため、赤十字の事業は無償で提供されます。それは、7つの原則の中の「世界性」と「公平」を守るためでもあります。

 

赤十字・赤新月のボランティアは、いまや世界に約1700万人います。その奉仕の精神は、150年以上前に組織誕生のきっかけとなった「ソルフェリーノの戦い」で、アンリー・デュナンが近隣の人々を集めて行った負傷兵の救援活動に既に見て取れます。「人のために。誰かのために」という思いが結集して、世界最大の人道ネットワークを築き上げています。

 

赤十字は、人々の善意を集め、自発的な行動を促すために、地球上で様々な被害を受けている人の現状を純粋に伝えることはしても、自分たちがやったこと/やろうとしていることについては一切宣伝しません。私たちがいるところには必ず、人災・天災の犠牲となり、自力では生命と人間の尊厳が保てない人がいるからです。そうした人たちに目を向けてもらい、手を差し伸べることで、私たちは時として、最後の拠りどころ、最後の希望となるのです。

 

奉仕にまつわるエピソード①

赤十字・赤新月社のボランティアが語るストーリー

stacks-image-63F19EA-800x532

「奉仕とは、彼らが快復すること」

ハイチ地震によって多くが失われました。被災者は何百万人にものぼり、数千人が応急手当を緊急に必要としていました。

この写真に写るジャンをはじめとする赤十字・赤新月ボランティアたちは、現地の人々が必要な医療を確実に受けられるよう休むことなく活動しました。

 

奉仕にまつわるエピソード②

tumblr_inline_nikwcyFboF1t8e1lc

 

赤十字ボランティアとして活動するイタリア人男性のストーリー

「人を助ける仕事を通して」

現在50歳の私は、8年前から赤十字ボランティアを始めました。日常的な身体的疼痛やトラウマを抱えていました、これらを乗り越えたいと思い、妻が勧めてくれました。

赤十字で準備コースを受講し始めたころは、まだ懐疑的でした。とても感情的な性格であるため、特に負傷者に直面した時などの緊急時にしっかりと対応できないのではと、自身を疑っていたからです。

実際には、訓練終了後から、助けを必要としている人々、特に負傷者への支援を行っています。幸いにも最初のころは、感情面でトラウマになるような状況に直面することはありませんでした。時を経るにつれ、心臓蘇生から自殺未遂者への応急に至るまで、最悪な状況への対処方法も学びました。これまでで最も大変だったのは、縊首した人への対応でした。

幸運にも、感動的な場面に出会うこともありました。数年前若い女性の出産を手伝った時のことを今でも鮮明に覚えています。朝4時30分に通報が入り現場に駆けつけると、彼女は今にも出産しそうな状況で路上にいたのです。すでに赤ちゃんの頭は見えており喫緊な対応が求められ、現場を救急車のライトで照らしました。その瞬間はとても感動的でした。いつの間にか周囲に住む人々がバルコニーから私たちを見守っており、赤ちゃんが生まれた瞬間には大きな拍手が起こりました。

ボランティア活動を趣味と言うべきではないかもしれませんが、この活動に必要とされる積極的な関わりや献身は、特別なものだと感じています。心が満たされるこの活動を他の人にもお勧めしたいと思います。

また、こうした活動を通して得られた経験に対し、赤十字に本当に感謝しています。

 

【赤十字7原則のページにもどる】