ICRCの財政

世界中で展開されるICRCの活動は、そのほとんどが各国政府からの任意の拠出金を軸に成り立っています。2015年、ICRCの人道支援活動資金は15億2890万スイスフラン(約1819億3910万円 ※1)でした。

 

ICRCの資金源について

ICRCは武器・兵器の被害を受けた人々、生命や生活が危険にさらされている市民や国内避難民、被拘束者を支援・保護し、行方不明者を追跡調査しています。その活動の原動力は「紛争の犠牲となっている人々に寄り添い、人間の尊厳と生活を守る」という理念に基づいています。このように13,000人以上のICRC職員は、各国の赤十字社・赤新月社と共に日々さまざまな状況に立ち向かっています。

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ICRCの重要な役割は、中立で公平、かつ独立した人道支援活動によって人々にもたらされる恩恵や国際人道法の妥当性を示すことです。ICRCの活動資金のほとんどは各国政府から拠出されていて、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会を加えると、その割合は全体の92%以上に上ります。日本赤十字社もICRCに活動資金を毎年提供しています。よって日本ではICRCを含む赤十字全体の活動に対する寄付の窓口は日本赤十字社(HPはこちら)となります。

国ごとで見ると、日本も主要ドナーとして、アジアで唯一上位20位に入っています。

donors_2015[拡大図はこちら] 

活動規模について

2015年にICRCが活動した総予算の55%を占めるトップ10の国・地域は次の通りで す。

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2015年の活動資金要請の特徴として、国際・非国際武力紛争に対する活動費用が3分の2以上を占めていることが挙げられます。ICRCは、政府による弾圧、コミュニティ間の 対立や都市部の武力行為といったさまざまな状況で支援を必要とする人々にも手を差し伸べていきます。

 

 

※1 為替レート:1スイスフラン=119円(2015年12月時点)