ヨルダン川西岸:安全な医療の大切さを歌にのせて訴える若手アーティスト

2015.03.12

タヘル、ルアイ・アル‐ザロウ、アヨウブ・イドリスの3人は、赤十字国際委員会(ICRC)とパレスチナ赤新月社が共催した若手アートコンペに集まった観客の前で、ラップを披露しました。彼らは、紛争下で医療従事者が直面している危機について作詞・作曲し、同コンペで見事優勝。医療センターや救急車、赤新月社のボランティアを攻撃対象としないよう、訴えています。

今回のコンペには、ヘブロンとベツレヘムの8つの町や村、避難民キャンプから100名が参加しました。若手アーティストは、壁画や短編映画、ラップといった様々な媒体を活用して、安全な医療へのアクセスを確保することが重要だと訴えます。

 

武力紛争下での医療従事者や患者に対する攻撃や暴力行為は後を絶たず、私たちが直面している喫緊の問題となっています。国際人道法には、医療施設や救急車、医療従事者は、患者への治療行為が無制限に許され、またこれらに攻撃を加えてはならないと明記されています。

 

原文は本部サイト(英語)をご覧ください。