第4回国際人道法模擬裁判大会国内予選(2013) 開催報告
2013.12.24
赤十字国際委員会(ICRC)は、第4回国際人道法(IHL)模擬裁判大会国内予選を、12月8日に同志社大学にて開催しました。大会の接戦を制し優勝したのは、同志社大学チームです。また最優秀弁論賞は、同志社大学の小原茜さんに贈られました。
今年で4回目を向かえる国際人道法模擬裁判大会は、例年東京で開催されてきましたが、今年ははじめて京都での開催となりました。大会には、京都大 学、中央大学、同志社大学、早稲田大学から4チームが参加し、弁論を戦わせました。また裁判官役として、ICRC法律顧問リチャード・デガニエの他、外務 省から山中人権人道課長、日本弁護士連合会から東澤氏、神戸大学大学院国際協力科から川岸助教、日本赤十字社が参加しました。
参加チームは、8月に発表された模擬裁判問題を読み込み、周到な準備を進めて大会に臨みました。参加者は国際法一般、特に国際人道法の知識を駆使し ながら、身振り手振りを交えて自らの弁論を展開していました。国際人道法の理解を問い、事実関係の立証を迫る裁判官からの質問に、真剣に向かい合う参加者 の姿が印象的な大会でした。また、参加チームのサポーター以外にも、多くの人々が大会を観戦し、盛況なイベントとなりました。
なお、優勝した同志社大学チームは、2014年3月に香港で開催される国際人道法アジア・太平洋地域大会に日本代表として出場します。同志社大学の本大会での健闘を願います。