クリスマスリースを「未来のトモダチ」へ

2014.12.25

 

12月17日(水) 、東京・武蔵境にある赤十字子供の家を、サンタクロースに扮したICRC駐日代表ヴィンセント・ニコがプレゼントを携えて訪問しました。

ニコは、世界中の活動地を行き来しているICRCの麻袋を肩にかけて登場。子供たちの部屋を一部屋ずつ回り、クリスマスリースと赤十字・赤新月のパズルを届けました。

遠い雪山から来た設定で現れたニコサンタに、子供たちは興味津々。「日本語しゃべれる?」「好きな食べ物は?」「エントツから入ってきたの?」などの質問に、「ちょっとだけしゃべれます」「チーズフォンデュとスシとテンプラ」「体が大きすぎるから窓からこっそり忍び込んで来ました」と、各部屋での子供たちとのQ&Aセッションにニコもユーモアたっぷりに答えていました。

最後に子供たちから、「あわてんぼうのサンタクロース」の歌と絵のサプライズプレゼントをもらいました。

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今回届けたリースは、12月4日にフラワーアーティスト・塚田有一氏の指導のもと、一般公募で集まった参加者の皆さんと制作。その日、手作りワークショップの会場となった東京スカイツリータウン・ソラマチ内の献血ルームfeelは、モミや松ぼっくりなどの自然の香りに包まれていました。

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フラワーアーティスト・塚田有一氏のコメント:

「未だ知らないだれかのために」つくるというのは、どんな感じなのだろうと思っていました。いろいろと不安はありましたが、気持ちの積極的な人たちが多く、植物の力もあらためて感じました。

あらゆる場所で傷を負ったり、国を追われたり、世界はなかなか変わりません。

遠くから見知らぬ命のことを思い続けるために、花はずっと昔から傍にあり、心の形代として手向けられてきました。

皆さん素敵なリースを作ってくださり、今回のワークショップをきっかけに、想いを新たにすることができました。

冬のさなかに、光がともるようでした。

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今回、ICRCと日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センターが実施した「未来のトモダチ」企画第一弾。今後も、国内外の活動で私たち赤十字が出会った人々との“つながり”を演出したイベントを、第二弾、第三弾と行っていく予定です。今まで赤十字と触れ合ったことのない方たちにも積極的に参加していただき、世界中に「トモダチ」の輪を広げていきたいと思っています。

赤十字子供の家の記事は こちら