アフガニスタン:UEFAを代表してトニ・クロースとクリスチアーノ・ロナウドが10万ユーロを寄付

2015.03.10

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レアル・マドリードCFのトニ・クロースとクリスチアーノ・ロナウドが、欧州サッカー連盟(UEFA)を代表して、UEFAチャンピオンズリーグ開催の前に、アフガニスタンにある赤十字国際委員会(ICRC)の身体リハビリテーション・センターに10万ユーロ(約1300万円)を寄付しました。UEFAは、ICRCの活動を1997年から支援しています。

 

この度の寄付は、私たちがアフガニスタンで運営している義手・義足プログラムに対してなされたものです。このプログラムでは、対人地雷などによって負傷した人々に、義手・義足や理学療法、職業訓練を提供しており、患者の三分の一は子どもです。

 

同センターを率いるアルベルト・カイロは、「私たちは、患者の身体のリハビリから、彼らが社会復帰を果たすまで支援しています。社会復帰支援には様々な方法がありますが、スポーツもその一つです」と話します。

 

患者でありアスリートでもあるマスード・ハミディは、彼がサッカーを続ける理由には、心身の健康維持以上のものがあると話します。「患者自身の心身が鍛えられるのはもちろんですが、個人的には、同じように障がいを負った人々の手本になりたいという思いが強いのです。」

 

「世間の注目を浴び、人々の手本とならなければならないサッカー選手にとって、このような活動への参加は大切なことです。私たちの人生は、人よりは恵まれているといえます。だからこそ、機会をとらえて、支援を必要としている人々に手を差し伸べなければなりません」とクロースは話します。

 

ビデオ映像はこちらからご覧ください。

 

以下、ビデオ映像の和訳。

 

アルベルト・カイロ ICRCアフガニスタン義手・義足支援プログラム代表

「まず、身体のリハビリに取り組み、その後患者が社会復帰を果たせるよう支援しています。社会復帰支援には色々ありますが、スポーツはその一つです。」

 

マスード・ハミディ サッカー選手

「スポーツが人々にいい影響を与え、心身を鍛えてくれるのはもちろんですが、個人的には、障がいを持つ人々の手本となり、自分たちは弱くないんだと理解してもらいたい、という気持ちが強いです。」

 

トニ・クロース レアル・マドリードCF

「世間の注目を浴び、人々の手本とならなければならないサッカー選手にとって、このような活動への参加は大切なことです。私たちの人生は、恵まれすぎているといえます。だからこそ、機会をとらえて、支援を必要としている人々に手を差し伸べなければなりません。」