第6回国際人道法模擬裁判大会国内予選(2015)開催報告

2016.02.01
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決勝法廷の様子 ©K.Saito/ICRC

 

赤十字国際委員会(ICRC)は、第6回国際人道法(IHL)模擬裁判大会国内予選を、2015年12月5日に早稲田大学にて開催しました。大会の接戦を制し優勝したのは、同志社大学チームです。また最優秀弁論賞は、同大学のジェニー ヒロコ オルセンさんに贈られました。

今年は同志社大学、立命館大学、横浜市立大学、早稲田大学から4チームが参加し、弁論を戦わせました。また裁判官役として、米・第五空軍司令部法務副部長のアンドリュー D. ギルマン氏、外務省総合外交政策局人権人道課長の中田昌宏氏、日本弁護士連合会より東澤靖氏、日本赤十字社の森正尚氏にご協力いただきました。

参加チームは、同年8月に発表された模擬裁判の議題を読み込み、周到な準備を進めて大会に臨みました。参加者は国際法一般、特にIHLの知識を駆使しながら、自らの弁論を展開。事実関係の立証を迫る裁判官からの鋭い質問に、身振り手振りを交えて必死に答える姿が印象的でした。また、参加チームのサポーター以外にも、多くの方に大会を観戦していただき、盛況なイベントとなりました。

なお、優勝した同志社大学チームは、今年3月に香港で開催される予定のアジア・太平洋大会本選に日本代表として出場します。同志社大学チームの香港での健闘を期待します。

ICRCは毎年冬に、国際人道法模擬裁判大会の国内予選を開催しています。今年も多くの学生の参加をお待ちしています。