持続可能な開発に向けたICRCの活動
2018.02.28
未来を見据えると、持続可能な開発は、私たちが武力紛争やその他暴力の犠牲者に支援を届ける際の基本的な指針になります。支援対象者や、私たちが活動する地域の健康と幸福は、本質的に自然環境の姿につながっています。
そのため、全ての活動に持続可能な視点を含めることに赤十字国際委員会(ICRC)は尽力しています。人道支援の効果および説明責任を、最適な、持続可能な、そして効果的な活動を通じて最大限もたらすためです。
ICRCの取り組み
持続可能な開発の枠組みに沿って、私たちの業務は次の3分野に焦点を置き、それぞれの公約に支えられています。
社会的持続可能性
- 紛争や暴力の犠牲者たちにもたらされる環境劣化と気候変動の影響を減らす
- あらゆる関係者との交流において社会的責任を持つパートナーになる(受益者、職員、供給者、政府もしくは非政府組織、寄付者)
環境的持続可能性
- ICRCの事業および支援活動による環境への負荷を観察し、削減する
経済的持続可能性
- 財源を倫理的かつ最適に管理する
実施方法
- 私たちの政策と活動による経済的、社会的、環境的結果を調査し、隔年で報告します
- 持続可能性の原則を支援プログラムの企画と履行に組み入れます
- ICRCの職員が、持続可能な開発を支持し、業務で遂行することを確実にします
- 受益者たちに必要な質の高い支援を適切な時間、場所に届けることができるよう物流チェーンを最大限活用します
- ICRCによる環境負荷を減らすため、新しい技術や解決策を用います
- 全職員のさまざまなニーズに応えるため、責任ある人的管理戦略の規則と原則を適用します
- 入手した製品が社会的、環境的なコンプライアンスに則って製造された製品であることを確実にするため、倫理的な購買方針を適用します
- 財源管理において倫理的行動の規則と原則を忠実に守ります
原文は本部サイト(英語)をご覧ください。