コロンビア:拘束されていた2名が無事解放
2012.08.13
ボゴタ/ジュネーブ(ICRC)- コロンビアで7月25日から国民解放軍ELNに拘束されていた油送管建設会社Oleoducto Bicentenario de Colombiaの女性従業員Élida Parra Alfonsoさん と Gina Paola Uribe Villamizarさんが8月13日、ELN”東部戦線”からICRC職員およびカトリック教会とオンブズマン代表で構成された人道チームに引き渡されました。
Parra AlfonsoさんとUribe Villamizarさんは解放後コロンビア北東部のArauca県で保護され、ICRCがそれぞれの家族と関係当局に2名が解放された旨を伝えました。健康状態が良好であると確認された後、2人はICRCの車で北東部の町Saravenaへ向かい、家族との再会を果たしました。Parra Alfonsoさんは建設会社で働く傍ら、地元の報道機関でジャーナリストとしても活躍しています。
SaravenaにあるICRC事務所の所表Daniel Littlejohn-Carrilloは、「私たちは2人が拘束された日から彼女たちのその後の安否を非常に心配しており、家族とは密に連絡を取り合っていました」と話し、「2人の解放を発表できたこと、そして彼女たちが家族と再会できたことを喜ばしく思います」と述べました。
ICRCはコロンビアでこのような人道活動を数十年に渡り行っています。紛争当事者との対話はすべて内密にされており、ICRCは中立的な立場の仲介役として信用を得ています。
今年ICRCの仲介によりコロンビアで解放された被拘束者は、今回で28人目となります。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます