リビア:職員への攻撃を強く非難

2012.08.05

ジュネーブ/トリポリ(ICRC)- 現地時間の8月5日午前6時45分頃、リビア北東部の都市ミスラタで、ICRCの宿泊施設が何者かによって武器攻撃を受けました。当時施設の中にいた7名のICRC職員はいずれも幸い無傷でしたが、建物は大きな損傷を受けました。

 ミスラタとベンガジでICRCが直接的に暴力の被害を受けたのは、過去3ヶ月で5回目です。ICRC は、職員および施設に対するこれらの攻撃を強く非難しています。また、すべての紛争関係者が人道支援活動の従事者を尊重する必要性を再認識することを願っています。

ICRCリビア代表部首席代表Ishfaq Muhamed Khanは、「職員を故意に狙った今回の攻撃に私たちは愕然としています。職員は皆、紛争中もその後も、自らの命を危険に晒しながらリビアの人々のために活動してきました」と話します。ICRCは、人道支援活動の従事者に対する相次ぐ攻撃とリビア国内の治安悪化に、大きな懸念を抱いています。

Khanは次のように述べています。「今回の攻撃は職員に大きな被害を与え兼ねませんでした。大変遺憾ではありますが、この事態を受けて私たちは、ミスラタとベンガジにおけるすべての支援活動を休止すると同時に、国際職員を一時的に別の場所へ移動させることにしました」

詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。