コロンビア:南西部の避難民1,500人に支援
2012.07.13
ジュネーブ/ボゴタ(ICRC)?コロンビア西部に位置するCauca県南部のAregelia市では、戦闘により家や建物が破壊され、多くの人々が避難を余儀なくされています。ICRCは避難している約1,500人を対象に支援を行っています。
西部CaliにあるICRC副代表部の首席代表Benno Kocherは、「この状況が人々に与える精神的なダメージ、それから、状況が落ち着いて元の場所へ戻ろうとしても、多くの人は家を戦闘で破壊されており生活を再開できないという状況を非常に懸念しています」と戦闘が与えた影響について語りました。
戦闘勃発後にICRCスタッフが民間建築物の被害状況を調査した結果、74棟の家屋が深刻な損傷を受け、人が住めない状態でした。また、学校と2つの公民館も大きな損傷を受けていました。被害を受けた人々が近隣の市町村に避難できるよう、ICRCは政府と調整を行っています。
Kocherは、「国際人道法で定められているように、一般市民とその財産を攻撃してはならないということを、今一度すべての戦闘当事者に再認識してもらいたい」と訴えました。
ICRC職員は7台の車に、14トンの食料、衛生用品、建物を修繕するための屋根ふき材、学校用の貯水タンクを積み、被害を受けた地域に赴きました。この支援活動は、10名のボランティアと1台の車を派遣したコロンビア赤十字社Cauca県支部との協力のもと行われました。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。