2019年度国際人道法模擬裁判大会 国内予選開催

イベント
2019.07.01
IHL模擬裁判の様子

©ICRC

 

赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表部は、2019年国際人道法(International Humanitarian Law:IHL)模擬裁判アジア・大洋州地域大会国内予選を、11月30日、12月1日に早稲田大学において開催します。

日本国内の大学および大学院に在籍する方であれば、どなたでも参加可能です。奮ってご参加下さい。

 

国際人道法(IHL)模擬裁判大会は、IHLを、机上の学問としてのみでなく、武力紛争の現場で実際に適用されるルールとして、より多くの学生に理解を深めてもらうことを目的とした催しです。本国内予選はICRC駐日事務所主催により2010年に始まり、今年で10度目となります。4人一組で構成された出場チームは、武力紛争下の事象に関わる設定問題に対し、検察側と弁護側に分かれて弁論します。なお、2018年の国内予選では、東京大学チームが優勝しました。

 

 

国内予選で優勝したチームには、2020年3月(予定)に香港で行われるIHL模擬裁判アジア・大洋州地域大会への出場資格が与えられます(旅費はICRC負担)。

 

詳しくは下記応募要領をご覧下さい。多くの方のご参加をお待ちしています。

 

【大会概要】

  • 主催:    赤十字国際委員会(ICRC)駐日事務所
  • 後援(予定): 外務省、日本弁護士連合会、日本赤十字社
  • 日時:    2019年11月30日(土)、12月1日(日)
  • 会場:    早稲田大学
  • 使用言語:  英語
  • お問い合わせ:IHL模擬裁判大会国内予選事務局 (tok_event_services@icrc.org)

※お問い合わせは、必ずEmailにてお願いします。

 

【チーム登録締切】

参加チーム(4人一組)を希望する際には、9月27日までに、事務局宛(上記アドレス)にご連絡ください。

 

※ 参加チームは原則として同じ大学から4人一組の構成となりますが、事前に大会事務局が認める場合に限り、2大学以上から構成される合同チーム(4人一組)の参加、及び同じ大学から4人未満でのチーム(2人、あるいは3人一組)での参加を可能とします。

※ IHL模擬裁判大会国内予選出場チームに対する宿泊・交通費の補助について:

首都圏外から参加する方で150km以上の移動がある場合については、ICRCが宿泊・交通費の一部補助を行います。補助を希望される方はチーム参加登録時に、大会事務局までお知らせください。

 

【国内予選までのスケジュール】

7月1日(月)               規則、問題発表、チーム登録受付開始

9月27日(金)             チーム登録締め切り

10月18日(金)           クラリフィケーションに関する質問提出期限

10月25日(金)           クラリフィケーション発表

11月15日(金)           メモリアル及び弁論者リスト提出期限

11月22日(金)           対戦相手校通知、メモリアル交換

11月30日(土)           国際人道法模擬裁判大会1日目

12月 1日(日)             国際人道法模擬裁判大会2日目

 

【問題文および大会規則】

■問題文はこちら

■大会規則はこちら

 

 


国際人道法とは?

武力紛争において、負傷したり病気を患った兵士や捕虜、そして直接戦闘に参加しない一般市民への人道的な取り扱いを定めた国際法です。「国際人道法」という名称の条約は存在せず、ジュネーブ四条約と三つの追加議定書を中心とし、戦闘方法や武器の制限を規定するハーグ法など様々な条約と慣習法の総称が「国際人道法」です。