ICRCインターンシップ体験談 広報インターン宮川真由香さん
応募のきっかけは?
直接のきっかけは、フォローしていた駐日代表部のTwitterの投稿で、広報インターンの募集を知ったことでした。ジュネーブの大学院で“人道支援”や“国際人道法”にまつわる勉強をしていた私にとって、ICRCは敬意と憧れの気持ちを寄せる組織です。「その活動の一端を担うチャンスがあるならば」と応募するに至りました。
業務内容は? やってみてどうでしたか?
広報チームの一員として、SNSの運用、E-newsletterのコンテンツ作成、ウェブ記事の掲載、動画の編集等、さまざまな業務に携わらせてもらいました。
3カ月を通して最も深く心に刻んだのは、「広報の魂は細部に宿る」ということです。普段から追っていた駐日代表部の発信の一語一句に真心が込められていることを身をもって学びました。
ICRCは国際人道法の守護者としての役割を担い、紛争地域で人道支援を展開する組織であるため、コンテンツの多くが、“専門的”かつ“センシティブ”であることに加えて、“緊急性が高い”という性質を持ちます。よって、発信することが容易ではありません。
そのため、国際人道法にまつわる文章を作成する際には、どの言い回しが最もわかりやすく、誤解なく“戦時のルール”を伝えられるか、を考え抜きます。また、紛争地域での活動を発信するにあたっては、SNSやウェブサイト等のプラットフォームの特色に合わせて、シリアスさと柔らかさのバランスに細心の注意を払って投稿を作成します。さらに、誤字脱字や表記ゆれはなくて当たり前とされるものですが、どんなに緊急性が高くとも正確な文章を世に送り出すため、目を凝らして校正を行います。
この他にもチームでさまざまな点に気を配りながらスピード感をもって連携することで、駐日代表部の広報による発信が成り立っています。その一端を担わせてもらい、チャレンジングな業務に夢中で取り組むことができた毎日は、とても充実していました。インターンシップを終え、一読者として駐日代表部の発信を追う側に戻り、目にする文章の重みをこれまで以上に感じています。
今後のキャリア展望
フィールドでの活動やアカデミアでの研究など、さまざまなアプローチから人道支援に携わり続けたい想いが強いです。
ICRCでのインターンシップを考えている人へ
駐日代表部のインターンシップは、人道支援や国際法に関心がある方にうってつけです。人道支援に対する熱い気持ちと豊富なご経験をもたれる職員の皆さんが成すチームの一員として、業務に熱中できる環境が待っています。そして、さまざまな業務を通して、ICRCが唯一無二の人道支援組織である所以を深く理解できます。ぜひご応募ください!