シリア:ICRC総裁、シリア再訪
2012.04.02
ジュネーブ/ダマスカス(ICRC)- ICRC総裁のヤコブ・ケレンベルガーは、4月2日から3日にかけて首都ダマスカスを再訪します。ムアッリム外相をはじめとするシリア政府高官と会談を行う予定です。
今回の会談では、戦闘による被害が大きい地域での人道状況や、傷病者や避難民の支援にあたるICRCとシリア赤新月社の活動に焦点を当てて討議します。
ケレンベルガーは上記の討議内容に加え、さらに重要項目を二つあげました。「すべての収容所へのアクセスに関する問題についても言及します。被拘束者の訪問は、ICRCの最優先活動の一つです。また、一日二時間の停戦を実行するための具体策についても議論を深めたいと思います。戦闘がさらに激しくなる場合を考えると、負傷者を移送し支援に当たるため、停戦は必要不可欠です」
総裁は戦闘の影響を受けた地域と、ICRCとシリア赤新月社が活動する現場も視察する予定です。
総裁のシリア訪問は2011年6月以来三度目です。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。