ICRC新総裁にペーター・マウラーが着任

2012.07.02

2000年1月から2012年6月末まで12年間ICRC総裁を務めたヤコブ・ケレンベルガーに代わり、ペーター・マウラーが新総裁として7月1日に着任しました。

総裁は組織の最高責任者です。国際的な場面において組織を代表するとともに、執行機関である幹部会と密に連携をとりながら、ICRCの人道外交を舵取りします。組織内の円滑な運営、発展に努めることも任務の一つです。

ペーター・マウラー略歴

1956年、スイス生まれ。首都ベルンで歴史と国際法を学び博士号を取得した後、1987年スイス外務省に入省。ベルンや南アフリカの首都プレトリアで複数の職務に就いた後、1996年に国連スイス政府代表部副常任オブザーバーとしてニューヨークに赴任。その後2000年にベルンのスイス外務省本部大使兼人間安全保障課長に任命される。

2004年、マウラーはニューヨークの国連本部におけるスイス大使および常任代表に任命され、当時国連に加盟したばかりのスイスが多国間ネットワークの一員となれるよう尽力。2009年6月、国連総会において行財政委員会(第5委員会)の議長に選出されると同時に国連平和構築委員会のブルンジ展開部委員長に任命される。2010年1月にスイス外務長官に就任。2012年7月1日にICRC総裁に就任。

家族は妻と2人の子供。

詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。