南スーダン:アビエイ地域への農業用品等の配布が完了
2012.04.05
ジュバ/ジュネーブ(ICRC)スーダンと南スーダンの国境に近いアビエイ地域では昨年5月に衝突が勃発し、数千世帯の人々が着の身着のままで家を離れることを余儀なくされました。アビエイ地区の南に位置するAgok周辺には、現在約1万5000人が避難しており、帰還のめどは立っていません。ICRCは、Agok周辺の住民および避難民に対して、穀物の種や農業用具を配布しました。
避難民を受け入れているコミュニティーも最低限の生活を強いられており、避難民への支援は相当な重荷になっています。ICRCは、種まきの季節の前に避難民と住民に穀物の種と農業用品を配ることで、自給自足が可能な程度の収穫ができるようにし、避難民を受け入れているコミュニティーの負担を軽くすることを目的としています。
今回の配布は、3月12日から4月4日にかけて、耕地を持っている家族に対して行われました。
Agok周辺地域で支援を待ちわびる人々、そして配布の様子が映像でご覧いただけます。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。