ウガンダ:コンゴ民主共和国からの避難民を緊急支援
2012.07.10
カンパラ/ジュネーブ(ICRC)- 数日前に再開したコンゴ民主共和国東部での戦闘により、1万6,500人以上の人々がウガンダ西部へ避難しています。
ICRCウガンダ代表部主席代表のRiccardo Contiは、「戦闘は突然勃発し、激しい戦いが続いています。何千もの人々が数日のうちにウガンダに避難しました」と話します。続けてContiは「皆、着の身着のままで避難しており、生活に必要なものを所持していません。宿泊場所や衛生状態の確保、食料供給の問題に加え、避難する途中で家族と離れ離れになり連絡が取ていない人が多数います」と説明しました。
避難者のうちこれまで500人近くが、ウガンダ赤十字社とICRCが設置した専用の衛星電話で家族や親類に連絡を取り、無事にウガンダに到着したことを伝えました。さらに、同伴者がいないまま同国の難民キャンプで暮らしていた約90人の未成年者が、他のキャンプに住んでいた家族と再会しました。
ICRCはウガンダ赤十字社との協力の下、約500世帯に防水シートを、1,500人に毛布を配布し、寝床を確保できるよう支援しました。また、南西部Kisoro県の病院およびMutorele 事務所の運営を支援するため医療品の配布も行いました。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。