リビア:緊張が高まるバニワリードへ医療物資を提供

2012.10.11

ジュネーブ/トリポリ(ICRC)- ICRCは10日、リビア西部バニワリードの一般市民からの要請を受け、同地域へ医療チームを派遣。負傷者の状況調査と、病院への医療品の提供を行いました。

ICRCリビア代表部首席代表Ishfaq Muhammad Khanは、「私たちはバニワリードで続いているという戦闘と、それに伴う現地の状況に懸念を抱いています。ICRC職員はすべての戦闘当事者の合意を得た上でバニワリードに入っています」と説明し、「ここでの使命はミスラタ、Kufra、Sabhaでの活動同様、人々の人道的なニーズに応えていくことです」と続けました。

ICRCはバニワリードの主要病院に対し、重度の負傷者50人を治療するのに十分な医療品と慢性疾患の薬を提供しました。バニワリードへ派遣されたICRC医療職員のBernadette Gleesonは「今のところ病院が負傷者の治療に対応できているため、患者の避難は行いませんでした」と話しました。

派遣された医療チームはまた、総合病院に重傷度判定検査用の物資を提供しました。

詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。