シリア:ICRCとシリア赤新月社のチームがイドリブで誘拐される

2013.10.13

2013年10月13日- ICRC職員6名とシリア・アラブ赤新月社のボランティア1名が、シリア北西部のイドリブで正体不明の武装勢力に誘拐されました。

「今朝誘拐された7人の同僚を無条件で即時解放するよう求めます」とICRCシリア代表部の首席代表マグネ・バートは呼びかけます。「ICRCとシリア・アラブ赤新月社は、国内全土で私たちの人道支援を必要としている人々に、休むまもなく公平に手を差し伸べてきました。今回のような事件は、私たちの支援活動を根本から揺るがすことになりかねません」

チームは10月10日にイドリブ行政区域の保健施設の医療状況を確認し、ダマスカスに戻る途中でした。車列はICRCの標章を明確に掲げていました。標章には宗教的意味合いは一切ありません。

「ICRCはシリアの人々への支援に尽力し、国内と近隣国において避難民を対象に人道支援活動を継続していく強い覚悟があります」とバートは付け加えました。

10月14日には、シリア・アラブ赤新月社のボランティア1名とICRC職員の3名が解放されています。残る3名の解放に向けて、私たちは引き続き力を尽くします。

シリアの最新の状況については、ICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。