ソマリア:モガディシュの42万人に食料支援
2012.08.17
ICRCはモガディシュに住む避難民、孤児、高齢者、障害者など約42万人の弱い立場に置かれている人々を対象に、1ヵ月分の食料を配付しました。
「Afgoye地域で先日起きた戦闘から逃れてきた人を含め、モガディシュに避難する人が急増しており、食料不足が懸念されています」。ソマリアで経済の自立支援事業を担当するICRC職員、Mohamed Sheikh Aliはこう状況を説明します。「市場の増大に加え、戦闘や水不足による不作が重なり、食料入手が大変困難な状況です。このため都市部では食料の価格が高騰し、立場の弱い人々が一層困難な状況に置かれています」
ICRCとソマリア赤新月社は、他人道組織との協力のもと、米、豆、油などの食料配付を行いました。
ICRCは、一時停止していたモガディシュの収容所訪問を5月に再開しました。主に、戦闘に関連して拘束された人々の処遇や収容所の状況をモニタリングします。「モニタリングの後、必要に応じて状況を改善できるよう当局を支援します」。収容所訪問を担当するHichem Khadhraouiはこう話します。5月からの3ヶ月間に、布団、毛布、衛生用品、服など生活必需品を被拘束者に支給しました。また、ラマダン時期に合わせ、7月28日から29日に、ナツメヤシと食料を約1000人の被拘束者に届けました。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。