ヨルダン: 中東と北アフリカの収容所における医療ケアに関する会議を開催

2014.03.25

ジュネーブ/アンマン(ICRC) –収容所内の医療ケアに関する赤十字国際委員会(ICRC)主催の第2回地域会議が、3月25日に首都アンマンにて行われました。2年前の第1回会議も同地で開催されています。

 

3日間に渡って開催されるこの会議には、ICRCの専門家のほか、ICRCが収容所訪問を実施している中東と北アフリカの12カ国から、関係当局と医療従事者が参加しています。

 

「被拘束者には医療ケアが必要です。彼らには必要なときには治療を受けられる権利があります。しかし厚生省、司法省、そして内務省からの協力なくしては、その実現は難しいのです」とICRCで収容所内の医療ケア活動を統括するライード・アブラビ(Raed Aburabi)は話します。「アンマンに集結しているのは、会議の参加者というよりも、ICRCと協働で収容所内の医療サービスの改善を担っていく各国の専門家なのです。」

 

参加者は、安全上の配慮と医療ニーズの両立、収容所内の医療ケアの国際基準、医療倫理、収容所における医師の役割、独房監禁がもたらす影響、虐待の医学的な影響やハンガーストライキへの対応などを議論する予定です。

 

ICRCは被拘束者を訪問し、彼らが置かれている状況や待遇を調べ、必要に応じて改善を勧告します。また、関係当局と調査結果について直接かつ内々に議論をする機会も持ちます。

 

詳細は本部のウェブサイト(英語)をご覧下さい。