日本:国際人道法模擬裁判大会国内予選 優勝チームに同志社大学
2012.12.20
東京(ICRC)?12月8日に東京都広尾の日本赤十字看護大学で行われた国際人道法模擬裁判大会国内予選の優勝チームに同志社大学が選ばれ、来年3月に香港で開催されるアジア・太平洋地域大会への出場権を得ました。
2度目の最優秀個人賞としてのタイトルを獲得した同志社大学4回生の大西耕輔さんは「香港で開催されるアジア・太平洋地域大会ではベストを尽くしたいと思います」と話し、「国際人道法は、紛争地の多くの人々に直接的な影響を及ぼします。ゆえに、国際人道法を理解し、その遵守の促進を図ることにより、多くの命を守ることができるのではないかと考えています」と語りました。
毎年、日本での模擬裁判を企画および運営しているICRC政策担当官の柴崎大輔は、「毎年、徐々にではありますが、確実にIHL模擬裁判大会の存在が周知されてきていると感じていまます。学生の努力と成果は非常にすばらしいものであり、大変感銘を受けています」と話し、「しかしながら、国際人道法について、日本国内で普及していくためにはさらなる取り組みが必要だと感じています。その実現に向けては、やはり日本赤十字社や日本政府、その他関連団体との協力関係をこれまで以上に発展させ、強化させていくことが重要となってきています」と説明しました。
今回の予選は、ICRCが主催した3回目のIHL模擬裁判大会国内予選であり、日本赤十字社と共同で開催したのは初めてとなります。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。