医療活動への攻撃を訴える報道写真に賞を授与

2012.05.21

パリ/ジュネーブ(ICRC)- 2012年9月1日から16日にかけて南フランスの町Perpignanで行われる第24回Visa pour l’image国際報道写真フェスティバルにおいて、ICRCが昨年に続きHumanitarian Visa d’or賞(ICRC賞)を授与することが決まりました。

賞金の8,000ユーロ(約81万円)は、負傷者や病人、医療従事者や医療施設に対する攻撃の問題に焦点を当てた報道写真の中で、最も優れた作品に授与されます。

ICRC が昨年から始めているHealth Care in Danger キャンペーンを指揮するPaul-Henri Arniは、「安全に医療を受けることができない状況において、最終的な被害者は常に病人や負傷者であるという事実が伝わる作品に出会えることを願っています」と、応募作品への期待を語りました。

第一回Humanitarian Visa d’or賞は2011年9月、Catalina Martin-Chico 氏に授与されました。受賞作品は、昨年初めにイエメンで起きた武力衝突下において、障害を乗り越えながら奮闘する医療従事者の姿をとらえた素晴らしい報道写真でした。

同賞は、負傷者や避難を余儀なくされた人に対する継続的な看護・支援をサポートするSanofi Espoir 財団より贈られます。応募の期限は2012年5月31日。賞や応募に関する詳細はHumanitarian Visa d’Or賞の公式ウェブサイトをご覧ください。

詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。