ウクライナ:クラスヌイ・リマン地域に避難している子どもに緊急支援を提供

2014.07.07

2014年7月7日

 

キエフ/ ジュネーブ(ICRC) – ウクライナ東部で悪化し続ける激しい衝突を受け、赤十字国際委員会(ICRC)は、ドネツク州のクラスヌイ・リマン地域での支援活動を開始しました。この地域には先週だけで5000もの避難民がたどり着き、支援が必要とされています。

 

「3歳未満の乳幼児や子どもには特別食やおむつが必要です」とハリコフにあるICRC事務所の代表であるジュイーブ・ラファティアンは話します。「私たちは今日、クラスヌイ・リマンに避難している小さな子どものいる何百もの家族に、衛生用品や子ども用食料を配付しました。これと平行して、この地域内で支援の手を必要としている人々、特に病院を中心に、ニーズ調査に取り掛かっています」

 

ICRCは、ルハンシクやドネツク地域で起きた衝突で負傷した1000人以上に対する医療支援も行っています。これまでに約30もの病院に、外傷用包帯や緊急治療に必要な医薬品などを提供しました。

 

また避難民や負傷者、そして逮捕、拘束されている人も含む一般市民への人道支援活動が円滑に行われるよう、強い影響力を持つ紛争当事者との対話を進めています。

 

私たちICRCは、ウクライナでの支援活動を2013年の後半から続けています。現在、約50人の職員がキエフ、ハリコフ、ドネツク、オデッサなどウクライナ東部のあらゆる場所で人道支援に尽力しています。

 

詳細は本部ウェブサイト(英語)をご覧下さい