エチオピア: 南スーダン難民を支援

2014.07.04
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生後5カ月とその他3人の子どものために、薪と石鹸を受け取る南スーダン難民©B. Gezahegne/ICRC

 

赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟とスイス赤十字社の支援を受けているエチオピア赤十字社は、南スーダンで起きた戦闘で避難を余儀なくされている何千もの避難民に対する緊急支援を行っています。

 

難民キャンプでは、調理用の薪が喫緊に必要とされています。しかし、薪を見つけるのは非常に大変なことで、場合によっては、5キロの道のりを歩かなければなりません。特に妊婦、身体に障がいを持つ人、高齢者そして授乳中の女性にとっては厳しいものになります。

赤十字社の配給所では、難民審議会のメンバーを含むボランティアが、最も支援を必要としている難民グループへ薪を配付するために奔走していました。各世帯が、2回の配付で、1カ月分に相当する72kgの薪を受け取りました。このプログラムでは2600世帯の支援を目指しており、薪の利用をさらに効率化するために、燃費の良いストーブも配付しています。

戦闘を逃れ、南スーダンからエチオピアに入る避難民が増えるなか、ICRCやエチオピア赤十字社、その他赤十字運動の職員とボランティアは、清潔な衛生用品や安全な水、家庭用品、緊急医療の提供に尽力しています。

「このキャンプに辿り着いて、最も大変だったのは、子どもに料理をするための薪を得ることでした」とニャホークさんは話します。「薪を集めるために、赤ん坊を背負って、長い道のりを歩かなくてはなりませんでした。それはとても大変でした。ですが、今では赤十字社から薪をもらえるので、私の負担も軽くなりました。キャンプでは石鹸を手に入れることも大変ですが、赤十字社のおかげで、私の家族は清潔にしていられます」
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