ハイチ:希望をより戻す新しい障害者施設
ポルトープランス/ジュネーブ(ICRC)?低所得国において身体リハビリテーションの医療サービスを提供しているICRCのSpecial Fund for the Disabled は22日、ポルトープランスに身体リハビリテーションセンターを新設しました。2010年1月12日に起きたハイチ沖地震により以前の施設が崩壊してから再開設までの1年間、再建設と修繕工事が行われていました。
政府関係者によると、ハイチでは10人に1人が身体障害を抱えています。NGO、Healing Hands for Haitiが運営するこの施設では、年間約1,000人の患者を診療し、軽量矯正器具や歩行器、身体理学療法を提供します。施設は最新の作業場も兼ね備えています。
ICRCのSpecial Fund for the Disabledは今後5年間にわたり、患者のニーズに合わせた人工義肢やその他の装具の製造、スタッフのトレーニングなどに関し、施設への支援を行います。Special Fund for the Disabledの義肢装具士、François Blaiseは次のように話しています。「この施設はSpecial Fund for the Disabledがこれまで関わったプロジェクトの中で最大規模のものです。1,300平方メートル以上の面積は、以前の施設をも上回ります。再建設工事には1年を要しました」
施設の再建設および整備は、米国赤十字社、オーストラリア赤十字社、ノルウェー赤十字社の経済的支援を受けて実現しました。
1999年に創設されたHealing Hands for Haitiは、身体面でのリハビリテーションや医療の提供を目的としており、リハビリテーションセンターの運営は最終的にハイチ政府に引き継がれる予定です。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。