ネパール:ジャーナリスト向けのワークショップ開催

2012.08.22

カトマンズ(ICRC)?8月14日と15日、ICRCは「人道的な視点からの報道」をテーマに、ネパールの首都カトマンズでワークショップを開催。国内の報道機関からベテランのジャーナリスト15名が参加しました。

ワークショップでは、メディアと人道組織の相互補完的な役割に焦点があてられました。参加者は、紛争や暴力の被害を受けた人々の状況がメディアを通して伝えられることにより、人道組織がより活動を行い易くなり、結果的に人々の苦しみの緩和につながるのではないかと話し合いました。

ICRCカトマンズ代表部首席代表のSylvie Thoralは、ワークショップの趣旨について次のように話します。「人道組織で働く者とジャーナリスト双方の視点から議論をすることで、互いの仕事に対する理解が深まり、最も助けを必要とする人々に支援を届ける為の協力のあり方を模索できればと思います」

議題には「紛争、暴力、災害を報道するメディアの役割」、「人道的報道における課題」、「支援を受ける側とのコミュニケーション」、「BBCライフライン・プログラム」などを設け、ICRCとネパール赤十字社の任務および活動の最新情報も紹介されました。参加者の一人は「とても有意義でした。緊急支援を必要とする人々を助けようと人道組織が奔走する一方で、私たちは個人または集団として何が出来るのかを学ぶことができました」と話しました。

ワークショップにはネパール人ジャーナリスト連盟の代表、Nepali Timesの編集者、国際赤十字・赤新月社連盟およびイギリスの国営放送・BBCの代表が講演者として参加しました。

詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。