スーダン:政府との合意文書を締結

2014.08.28

ハルツーム/ジュネーブ(ICRC)- スーダン外務省と赤十字国際委員会(ICRC)は、新たに改定された合意文書への締結に至りました。この文書は、1984年の合意文書を見直したもので、スーダン当局とICRCの今後の協力関係を正式に明文化しています。

 

ICRCは今年の2月1日に、スーダン当局より活動停止を言い渡され、国内における私たちの法的・外交的地位を、1984年の合意文書にさかのぼって見直すことを求められていました。「ここ数週間で交渉は前向きに進みました。新たな合意文書の締結は、スーダンで人道支援を再開する上での大きな一歩となります」とICRCスーダン代表部で首席代表を務めるジャン-クリストフ・サントスは話します。「当局との話し合いも間もなく終わると期待しています」

 

「今回の合意文書には、私たちの国内における法的・外交的地位が定められ、武力紛争の犠牲者を支援・保護するというICRCの活動理念が改めて確認されています」とサントスは続けます。「このような合意文書を求めるのはスーダン政府だけではありません。私たちは同様の文書を約100カ国と締結しています」

 

2013年には、150万もの人々がICRCの支援を受けました。「私たちICRC職員は、紛争の影響を受けている地域での活動が直ちに再開されるよう願っています」とサントスは話します。

 

ICRCは1978年からスーダンで活動を続け、2003年にはダルフールまで活動領域を拡げました。私たちの活動原則は、スーダンも加入しているジュネーブ諸条約並びに追加議定書に明文化されています。

 

詳細は ジュネーブ本部のウェブサイト(英語)をご覧下さい。