核に関する4つの観点

2013.03.25

ICRCは核兵器について4つの観点より特集を組んでいます。

- 核兵器と国際人道法(IHL)
- 核兵器投下に対して必要となる人道支援
- 核戦争の気候への影響、そして世界の食糧生産との関連
- 人間の健康への核兵器の影響

以下、各項目に関する概略に続いて関連資料(英語PDF)もダウンロードできます。

核兵器と国際人道法(IHL)

IHLの下、核兵器は一般市民や住居地区に及ぼす被害、そして環境への影響など、いくつかの懸念を引き起こします。1945年の広島と長崎への投下とその後の研究から、爆発に伴って発する熱、爆風そして放射によって、核兵器が短期、長期的な影響を与えることが分かっています。

詳細についてはこちら(英語資料PDF)

核兵器投下に対して必要となる人道支援

たとえ威力が比較的小さい核兵器であっても、一度人口密集地域に投下されれば、対応が困難となるほど多くの、そして幅広い人道支援を必要とします。核爆発の被害を想定すると、身体の広範囲にわたる傷を治療する緊急の医療ケア、また生存者の身を放射線から守る避難所・シェルターなどの支援が多くの生存者に必要となると考えられます。

詳細についてはこちら(英語資料PDF)

核戦争の気候への影響、そして世界の食糧生産との関連

以前ではなかった気候のモデリング技法を用いた最近の環境調査によると、限定された地域内での核戦争であっても、地球寒冷化を引き起こす可能性があるとされています。そしてそれによって、食料生産が何年も滞り、10億人の人々が飢餓の危機に直面すると考えられます。

詳細についてはこちら(英語資料PDF)

人間の健康への核兵器の影響

核兵器の爆発は熱、爆風、そして放射線を放出します。これらは潜在的に莫大な数の死傷者、家屋・建物やインフラの破壊、そして環境に対する深刻な被害を引き起こすと考えられます。

詳細についてはこちら(英語資料PDF)