パキスタン:拉致されたICRC職員、殺害される
2012.04.29
イスラマバード/ジュネーブ ICRCは職員のKhalil Rasjed Daleの殺害を強く非難します。
ICRCは、バロチスタン州クエッタで保健プログラムの運営管理に当たっていたKhalil(60)が殺害されたことを確認しました。彼の誘拐から約4ヶ月後のことでした。
ICRC事務局長のイヴ・ダコーは、「私たちはこのような野蛮な行為を強く非難すると同時に、イギリス赤十字社と共にご家族やご友人の深い悲しみ、憤りを共有したいと思います。」と述べました。
「私たちは非常に衝撃を受けています」。とダコーは続け、「Khalilは十分な経験を持ち、周囲から信頼された赤十字スタッフで、人道支援に大きく貢献してきました」と遺憾の意を表明しました。
Khalilは長い間ICRCとイギリス赤十字社に所属し、ソマリア、アフガニスタン、イラクで任務に当たってきました。クエッタでは約一年間、保健プログラムの運営責任者を務めていました。ところが2012年1月5日の午後1時ごろ、仕事を終え帰宅する途中で、正体不明の武装グループに拉致されました。
ICRCは1947年からアフガニスタンで活動しており、特に身体のリハビリテーションを中心とした健康管理分野での人道支援を行っています。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。