イスラエル/パレスチナ自治区:暴力のサイクルを断ち切るために今こそ行動を
2015.10.16
赤十字国際委員会(ICRC)は、イスラエル/パレスチナ自治区での治安悪化に歯止めがかからないことを懸念しています。
デモや他の集会で市民が攻撃され、負傷者の数が増えるなか、恐怖や報復があおられていて、火に油を注ぐような状況が続いています。
「市民に対する攻撃はやめなければなりません」とイスラエル・パレスチナ自治区にあるICRC代表部で代表を務めるジャック・ディ・メオは話します。「市民に対する計画的で無差別な攻撃は、どこで誰がやったにせよ、受け入れられません。どんな状況下でも決して正当化したり、あおってはなりません」。
「状況に応じた武力行使は、均衡の原則を考慮しなくてはなりません」とメオは強調します。「火器や爆薬の使用は、切迫した恐怖から人命を守るための最後の手段です」。
ICRCは、全紛争当事者に自制と責任を示すように訴えています。それなしでは、状況が悪化するだけです。
原文は本部サイト(英語)をご覧ください。