ミャンマー:ラカイン州の危機、荒廃した生活、切迫したニーズ

ミャンマー
2017.10.24

ラカイン州はミャンマーの中で最も貧しく、数年にわたり暴力や洪水といった災害に見舞われてきました。

今日の暴力を伴う事態は、数週間のうちに50万人以上が国を超えて隣国バングラデシュへ逃げざるを得ない状況を作り出しています。安全を求めて避難を急ぐ中、家族たちは持ち物全てを残してこなければなりません。食料、水、避難所が足りておらず、既に厳しい状況は、耐え難いものになってきています。

赤十字国際委員会は、国境地帯を含むミャンマーとバングラデシュでの支援活動を拡大させています。戦闘により影響を受けた全ての人々に対し24時間態勢で支援を行っています。しかし、さらなる支援が必要です。

数十万もの人々がミャンマーのラカイン州で起きている暴力から逃げている。その多くが国境を超えバングラデシュに避難 ©Sheikh Mehedi Morshed/ICRC

悲惨な状況に影響を受けた暮らしは耐え難いものとなってきている。支援を必要とする数十万人に支援が届くよう、活動を拡大し続けている © Sheikh Mehedi Morshed/ICRC

日常生活が崩壊し、避難してきた人は安全な水、食料、医療、避難所を必要としている © Sheikh Mehedi Morshed/ICRC

混沌とする中で多くの人が家族や愛する人と離れ離れになっている。家族のつながりを取り戻すことが重要 © Sheikh Mehedi Morshed/ICRC

国境付近に流入する人々を保護する避難所は十分でなく、天候不順は彼らの健康や生活を脅かす © Sheikh Mehedi Morshed/ICRC

多くの人たちが着の身着のままで、将来への希望もほとんどなくミャンマー ラカイン州の暴力から逃れてきた © Sheikh Mehedi Morshed/ICRC

避難民の基本的ニーズに応えるのは、彼らの生活再建一部を手伝うことに過ぎない © Sheikh Mehedi Morshed/ICRC

暴力から逃れてきた多くが子どもたち。その環境が、悲惨な状況の影響に対し彼らをより弱い立場にさらしている © Sheikh Mehedi Morshed/ICRC

多くの子どもたちが紛争の影響を受けたため、彼らの切迫したニーズに合うよう支援を拡大することが必要 © Sheikh Mehedi Morshed/ICRC