ラカイン州:困難にも関わらず、何万人もを支援
2018.01.16
2017年8月、ミャンマーのラカイン州で組織的な襲撃が発生し、何カ月にも続く暴力へと発展しました。ミャンマーの中でも最も貧しい同州は、衝突により大規模な崩壊と殺害、そして、家や村が燃えるのを目撃しました。暴力は、ラカイン州内の、または同州からバングラデシュへの住民避難という波につながりました。ミャンマー国内で何万もの人たちが家を追われてさまよう一方で、65万5000を超える人たちが暴力から逃れるためにバングラデシュへ渡ったと推定されています。
暴力発生以降、赤十字国際委員会(ICRC)、ミャンマー赤十字社、そして国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)で構成される国際赤十字・赤新月運動は、マウンドー地区、シットウェ地区で人道支援を行っています。地理的問題や現場までのアクセス難に直面しながらも、赤十字は今日までに18万人を支援してきました。緊急支援は主に、食料、保健用品、シェルター、食料以外の救急物資、水、衛生環境の改善、食料安全保障、生活、そして国際人道法のもと守られるべき人たちのための活動に集中しています。
2018年、赤十字は復興そして長期的な開発努力を行う一方で、緊急支援が他のコミュニティにも届けられるよう取り組んでいきます。
原文は本部サイト(英語)をご覧ください。