アフガニスタン:UEFAを代表してフィリップ・ラームが10万ユーロを寄付

2014.03.11
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FCバイエルン・ミュンヘンのキャプテンを務めるフィリップ・ラームとICRC広報・情報管理局長のシャーロット・リンゼイ=クルテ© ICRC/UEFA

3月11日 ジュネーブ/ミュンヘン(ICRC/UEFA)

FCバイエルン・ミュンヘンのキャプテンを務めるフィリップ・ラームが欧州サッカー連盟(UEFA)を代表して、アフガニスタンにおける赤十字国際委員会(ICRC)の身体リハビリテーションプログラムに対して、10万ユーロ(約1400万円)を寄付しました。ドイツ出身の彼は、UEFA.comのユーザーが選ぶベストイレブンで最多の投票数を獲得しました。

 

「私たちは、フィリップ・ラームはじめ、7年にわたるUEFAからの継続的な支援に心から感謝します」と語るICRC広報・情報管理局長のシャーロット・リンゼイ=クルテ。「これまでのように、寄付金はアフガニスタンで実施する身体リハビリテーションプログラムに活用されます。戦闘や対人地雷などによって負傷した人たちのニーズに応えるだけでなく、人間として尊厳のある生活を保護し、スポーツを楽しむ機会を促進していきます」と説明します。

 

UEFAとICRCの連携は、欧州サッカーの理事会が、1997年にICRCの反地雷キャンペーンを支援したことから始まりました。そしてUEFA.comのユーザーが選ぶベストイレブンからの寄付は、今回が7回目となります。ここ数年では、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、シャビエル・エルナンデス、カルロス・プジュルなどスター選手などが実施してきました。

 

ICRCは1988年から、アフガニスタンにおいて義肢の調整や身体リハビリテーションプログラムを実施。アフガニスタン国内において、ICRCのリハビリ施設は7カ所あり、毎年9万人以上の患者(うち、三分の一が子ども)が治療を受けています。また、同施設で働くスタッフのほとんどが元患者ということから、リハビリ後の社会復帰も実現しています。アフガニスタンにおけるICRCの同プログラムを率いるアルベルト・カイロは、このような人道支援活動が認められ、2013年、国際赤十字・赤新月運動で最も名誉あるアンリー・デュナン賞を受賞しました。

 

詳細は本部のウェブサイト(英語)をご覧ください