国際シンポジウム『日本発。100年続く国際人道支援~明治の皇后「昭憲皇太后基金」と赤十字~』のお知らせ(4月6日)

2014.03.14

昭憲皇太后が崩御されて100年を迎える本年を記念して、明治神宮国際神道文化研究所が本シンポジウムを主催、ICRCは後援します。

生涯にわたり教育や慈善事業の奨励に力を注がれた昭憲皇太后(明治天皇の皇后)。赤十字の人道的活動に特別の関心を持たれ、1888年に 磐梯山が噴火した際には、日本赤十字社から現地に医師を派遣し被災者の救護に当たるよう命じました。これが、日赤の災害救護活動の始まりです。戦時の救援を活動の中心としていた当時において、災害時における赤十字の役割は世界的にも草分けとなりました。

1912年に開かれた第9回赤十字国際会議では、昭憲皇太后が10万円(現在の3億 5000万円相当)を各国赤十字社の平時事業促進のために寄付し、「昭憲皇太后基金」が設立されました。以来、約160の国と地域で、災害対策、保健衛生、血液事業など各国赤十字社・赤新月社の活動に役立てられています。事業は600以上にもおよび、継続的な貢献を通して、世界中の赤十字の活動と深く関わっています。

本シンポジウムでは、昭憲皇太后基金の果たす人道的貢献と、赤十字の役割などについて語ります。パネリストなど、詳細は こちらのチラシ をご覧ください。参加ご希望の方は、3月25日(火)までに事前のお申込みが必要となります。

お申込み先:

email: center_mj@so.meijijingu.or.jp

もしくは

FAX 03-3379-9374

TEL 03-3379-9338

チラシはこちら

日 時: 2014年4月6日(日)13時30分~16時
場 所: 国連大学ウ・タント国際会議場
言 語: 日英同時通訳
主 催: 明治神宮国際神道文化研究所
後 援: 日本赤十字社、ICRC駐日事務所、スイス大使館
定 員: 300名(参加無料、先着順)
お申込先: Email:center_mj@so.meijijingu.or.jp
FAX 03-3379-9374
TEL 03-3379-9338
お申込締切: 3月25日(火)

 

【プログラム】

基調講演 1 日本から世界へ 受け継がれる「思いやり」の国際貢献
近衞忠煇氏(日本赤十字社社長、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)会長)
基調講演 2 国際人道法150年の歴史上に見る昭憲皇太后基金
フランソワ・ブニョン(ICRC最高統治機関委員)

パネルディスカッション

パネリスト:
近衞忠煇氏
マーティン・ファーラー氏(IFRC東アジア地域代表)
大島賢三氏(元国連大使)
今泉宜子氏(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)

コーディネーター: 嘉治美佐子氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)

司 会: 眞壁仁美(ICRC駐日事務所広報統括官)