バングラデシュで障がい者リハビリセンターが開設

お知らせ
2020.03.27

3月9日、バングラデシュ南部のボリシャル県に、障がい者を支援するリハビリテーションセンター“CRP-Barishal, CARSA Foundation”がオープンしました。新築3階建ての同センターは、小児治療をはじめ、理学療法、作業療法、言語療法を提供します。ICRCは、障がい者の身体機能の回復を目的とした義肢や装具を提供。国内で同様の支援を実施するのは3カ所にのぼり、障がい者が尊厳をもって生活し、積極的に社会参加できるよう後押しします。

開所式には、地元当局からの代表者に加えて、ICRCバングラデシュ代表部首席代表のピエール・ドルブが出席。また、在バングラデシュ日本大使館の伊藤直樹大使の姿も見られました。日本は、草の根・人間の安全保障無償資金協力の一環として、同ビルの一階部分の建設を支援。バングラデシュの複数のNGOに対して、これまで約1500万ドル(約16億6千万円)を拠出し、地元経済の安定や人間の生存・生活を守ることに貢献しています。

セレモニーの幕開けを彩ったのは、障がい者支援学校の生徒たちによるパフォーマンス。地元の著名人や現在治療を受けている患者も招待され、盛大な式典となりました。

ICRCの障がい者支援とソーシャルインクルージョンについてはこちら
 

式典の様子

 

正面玄関に設置した看板の除幕式(右が伊藤大使)

正面玄関に設置した看板の除幕式(右が伊藤大使) ©ICRC

義肢&装具ユニットのテープカットセレモニー(中央男性がICRCバングラデシュ首席代表)

義肢&装具ユニットのテープカットセレモニー(中央男性がICRCバングラデシュ首席代表) ©ICRC[

 義肢&装具ユニットの看板除幕式

義肢&装具ユニットの看板除幕式 ©ICRC

バングラデシュにおけるICRC障がい者リハビリ事業について、伊藤大使(左)に説明する日本人職員の矢田盛夫

バングラデシュにおけるICRC障がい者リハビリ事業について、伊藤大使(左)に説明する日本人職員の矢田盛夫 ©ICRC