世界を知る写真展「ボイス・オブ・アフリカ」

イベント
2018.11.28
ナイジェリアのマイドゥグリにある学校にて

ナイジェリアのマイドゥグリにある学校にて © N.Tavakolian/Magnum Photos for ICRC

 

来年8月、横浜市で第7回アフリカ開発会議(TICAD : Tokyo International Conference on African Development)が開催されます。日本がイニシアチブを取り、1993年に東京で第1回が開かれたこの国際会議には、アフリカ諸国に加え、支援に携わるパートナー諸国、人道支援や開発支援に関わる国際組織、市民社会、NGOなどが参加し、さまざまな角度からアフリカの課題について議論されます。

 

TICADを翌年に控え、12月18日から横浜のみなとみらいで「世界を知る写真展『ボイス・オブ・アフリカ』」を開催します。

 

「世界を知る写真展」は、紛争やその他の暴力によって犠牲を強いられた人や、私たちが考えるあたりまえの日常を奪われた人たちがいる現状に目を向け、人間の尊厳を守ることの大事さを一緒に考えてもらうことを目的に、日本赤十字社とキヤノン株式会社との共催で毎年12月に行っているイベントです。

 

今年のテーマは、アフリカのチャド湖周辺地域の人道危機。チャド湖はアフリカ大陸の中央部に位置し、チャド、カメルーン、ナイジェリア、ニジェールの4カ国にまたがります。この地域は世界の中でも最も貧しいだけでなく、気候変動の影響を大きく受けるほか、紛争や情勢不安により240万人が避難を余儀なくされています。そして1000万人以上が支援を必要としていると言われていますが、行き届いてはいません。

 

こうした現状を伝えるため、ICRCは世界を代表する国際的な写真家集団「マグナム・フォト」とコラボし、4 名の写真家を、2017年8月から12月にかけて現地に派遣しました。

本展では、選りすぐりの46点を展示します。
作品を通して、レンズの向こう側にいる人々の声を届けるのと同時に、会場では、人物にフォーカスした写真2枚について来場者の考える「心の声」を募集します。

 

日本でも関心を寄せてもらうことで、現地で行き届いた支援の実現を目指しています。

 

 

写真展概要

【日時】2018年12月18日(火)~12月26日(水)11:00~19:00
         ※初日の18日は13:00開始。
【会場】みなとみらいギャラリーA・B・C

神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-5
クイーンズスクエア横浜 クイーンモール2階
みなとみらい線「みなとみらい駅」直結 徒歩約3分

【主催】日本赤十字社、赤十字国際委員会(ICRC)、キヤノン株式会社
【協力】マグナム・フォト、神奈川県赤十字国際奉仕団、神奈川県青少年赤十字賛助奉仕団
【協賛】神奈川県日赤紺綬有功会
【入場料】無料

 

※今回展示される作品の写真家
モイセス・サマン氏(撮影:カメルーン)
ロレンツォ・メローニ氏 (撮影:チャド)
エミン・オーズマン氏 (撮影:ニジェール)
ニューシャ・タヴァコリアン氏(撮影:ナイジェリア)

 

なお、12月21日(金)、22日(土)、23日(日)には、写真展のツアーを行います。ご興味のある方は事前にお申込みください。

プレスリリースはこちらから。

 

ツアー概要

【日時】2018年12月21日(金)~23日(日) 14:00/16:00/18:00
【所要時間】15分
【定員】先着15人
【お申込先】日本赤十字社 神奈川県支部 企画課
(045-681-2162/kanagawa-info@kanagawa.jrc.or.jp)

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