紛争下の人々へのコロナワクチン接種を支援

お知らせ
2021.10.07

世界の中でも比較的豊かな国では新型コロナワクチン接種が進む一方で、いまだ変異株への感染者が急激に増え続けています。そんな中、武力紛争や、その他暴力の伴う事態下で暮らす数百万もの人々は、まだ一度もワクチンを接種できていません。

その多くは、ワクチンが入手できていない国で暮らしているか、ワクチンがあったとしても医療施設へのアクセスが困難な状況にあり、未接種のまま放置されてしまうリスクを抱えています。被拘束者や避難民、国を出て移住先を求めている人、政府の支配下にない地域で暮らす人、非国家武装組織の支配下で暮らす人などです。

「誰一人取り残さない」ために、赤十字国際委員会(ICRC)は、赤十字運動パートナーである各国の赤十字社、赤新月社と協力して、アフリカのモザンビークやアジアのミャンマーなど世界各地の紛争地や情勢が不安定な辺境地域で、新型コロナワクチン接種を支援しています。その内容は、医療面、物流面、資金面、教育面での支援など、多岐にわたります。

ICRCが赤十字運動パートナーと連携してワクチン接種を支援している国々

アフリカ:エチオピア/モーリタニア/モザンビーク/ニジェール/ナイジェリア

アジア大洋州:インドネシア/マレーシア/ミャンマー(ラカイン州含む)/東ティモール

ヨーロッパ・中央アジア:ボスニア・ヘルツェゴビナ/ジョージア/キルギス共和国/コソボ/セルビア/タジキスタン/ウクライナ

中東:イラク/ヨルダン/レバノン

南米:コロンビア/ペルー/ベネズエラ

©ICRC