6月21-24日開催:第二回アジア大洋州会議「危機に立つ医療」 日本看護協会もオンライン登壇:“医療現場での暴力とハラスメントの実態と対策”

イベント
2021.06.17

©ICRC

“Health Care in Danger”は、医療への暴力行為を減らし、紛争時や非常事態下において暴力が医療に影響を及ぼさないよう、赤十字運動が長年行っているキャンペーンです。アジア大洋州でも、保健医療を守るため、医療従事者をサポートしながら啓蒙活動を展開し、人道外交を通して医療の保護を政策に取り入れてもらえるよう努めています。

第一回の会議は、2年前にフィリピンで開催。暴力にさらされることのない医療への安全なアクセスをいかに確保するかについて話し合い、医療保護を謳うマニラ宣言を採択して閉会しました。コロナ禍で行われる今回の会議では、まさに「危機に立つ医療」の観点からさまざまな実例や意見交換が期待されます。暴力行為について、共通の懸念事項や、成功例をはじめとした各々の経験・知見を、地域またグローバルレベルで広く共有する場となります。

初日21日のセッション1(日本時間16 :00-17 :30)には、日本看護協会から、常任理事で労働政策担当の森内みね子氏がオンライン登壇します。日本の医療現場の実情や、暴力やハラスメントにどのように向き合っているのか、などについてお話いただきます。

オンライン視聴の登録はこちらから:https://healthcareindanger.org/regionalevents/
※オープニング、及び森内氏が登壇するセッション1のみ、日英同時通訳が付きます。

オープニング
1日目(6月21日) 13:30-14:00(日本時間15 :30-16 :00)

セッション1
実践例:暴力を減らし、影響を食い止め、対処する術とは?
1日目(6月21日) 14:00-15:30(日本時間16 :00-17 :30)

内容:

  • 医療従事者が職場で直面している暴力についての経験を共有
  • 医療施設内外での暴力を減らし、その影響を食い止めるための予防措置について成功例を紹介
  • 医療従事者の心身両面における健康維持のため、メンタルヘルスや社会心理学的サポートの重要性を強調