ICRC新総裁着任のお知らせ

お知らせ
2022.10.26

©ICRC

10月1日付けで、ミリアナ・スポリアリッチがICRC総裁に着任しました。来年2023年に創設160周年を迎えるICRC。その長い歴史の中で初めてとなる、女性総裁の誕生です。

直前まで、国連開発計画(UNDP)で事務局長補佐・副管理者を務め、欧州・独立国家共同体(CIS)地域局長も兼務。過去にはスイス外務省や、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)でも働いていました。哲学や経済学、国際法を学び、現在2人の子どもを持つ母親でもあります。

スポリアリッチ新総裁は、着任前から自らの役割について、「ICRCのトップとしてすべきこと。それは、最も弱い立場に置かれた人々のニーズに光を当て続けることと、世界中の紛争現場にICRCの職員がいることでどれだけ大きな違いを生み出せているかをきちんと伝えることです」と語っていました。

バトンを渡したマウラー前総裁も、「戦略的なビジョンや豊富な国際経験、幅広い外交経験を存分に活かしながら、与えられた役割を全うするでしょう。リーダーとしても百戦錬磨で、武力紛争をはじめ、暴力が横行する事態下に置かれた人々にとって心強い擁護者となることは間違いないです」と太鼓判を押しています。