第三回国際人道法(IHL)集中講座 開催案内

2013.08.07

武力紛争や戦争の当事者の行動を規律したり、犠牲者の保護をはかる国際法を国際人道法(international humanitarian law, IHL/武力紛争法)といいます。IHLにおいて、暴力と法は最も直接的に接触します。常に変化する暴力行為の形態にIHLがいかに対応するか、その議論は尽きません。国際人道法の知識は、紛争当事者となったり紛争地域に存在する軍隊構成員、警察等の法執行機関、国際組織の職員の他、一般市民にとっても重要です。

今年で第3回目を迎える本講座は、国際人道法を短期で集中的に学ぶことができるものとしては日本で唯一のものです。基礎理論の習得はもちろん、世界の現状をケーススタディとして取り上げることを通じて、実践的な視点を養うことができます。

本講座は、大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)、神戸大学大学院国際協力研究科(GSICS)及び同志社大学大学院法学研究科の講義として開催しますが、一般の方々も聴講可能です。基礎理論から最新の学説までを身につけたい方は日本語コース(上記大学院学生で単位取得希望者は原則として日本語コースを履修)、ICRCの活動を踏まえた実践的視点なども養いたい方は英語コース、と聴講者の必要に合わせて学習を進めることができます。日本語コースの講師は、国際人道法に知見のある日本の大学教員の他、外務省、防衛省、日本赤十字社及び関係国際組織の職員を、英語コースについてはICRC法律顧問及びオーストラリア赤十字法律顧問などを予定しています。

日程: 2013年 9月16日(月)?20日(金)
会場: 大阪大学豊中キャンパス 国際公共政策研究科棟
定員: 日本語コース 30名(単位履修登録者を除く人数)
英語コース 30名(同)
開催概要: 時間割(日・英)は こちら
聴講料: 無料
申 込:  本日8月30日18:00をもちまして、受付を終了しました。
多数のお申し込み、ありがとうございます。
同講座のリポートも後日ご覧いただけます。
主催:赤十字国際委員会(ICRC)、OSIPP、GSICS、同志社大学大学院法学研究科、日本赤十字社
後援:外務省、日本弁護士連合会