特別講義 Health care in Danger-危機に立つ医療活動
赤十字国際委員会(ICRC)は来る10月31日(火)、ICRCパキスタン代表部にてHealth Care in Dangerプロジェクトを統括するマーチェイ・ポルコウスキ氏の来日に伴い、日本赤十字看護大学と共催で特別講義(一般公開)を開催します。
戦時のルールを定める国際人道法は、紛争下において、負傷者や病人への迅速な治療を妨げることを禁じています。また、2016年に国連安保理は、国際人道法の遵守を促し、紛争下にある医療従事者および医療施設の保護に関する決議を採択しました。にもかかわらず、医療サービスに対する攻撃は後を絶たない現状が続いています。WHOの調査によれば、昨年1年間に病院等医療サービスが攻撃を受けた件数は203件に上り、418人が死亡しました。ICRCは、Health Care in Dangerキャンペーンを展開し、各国の赤十字社など国際赤十字・赤新月運動のパートナーと共に、患者が医療に安全にたどり着けるようアクセスの確保と、医療に関連するスタッフ・施設・車両が適切な保護を受けられるよう、国家や軍隊、武装集団、医療機関と対話を重ねています。
本講義では、紛争地で日常化している、医療施設や医療従事者、医療車両への攻撃、負傷者への医療サービスの妨害の問題を取り上げ、住民や社会への影響、そして国際赤十字・赤新月運動の現地での具体的な取り組みを中心にお話します。
海外での医療支援に関心を持つ学生、医療関係者の積極的な参加をお待ちしています。
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特別講義 Health care in Danger-危機に立つ医療活動
- 日時: 2017年10月31日(火)18時10分‐19時30分(開場17時30分)
- 場所: 日本赤十字看護大学 広尾キャンパス 201講義室
<会場へのアクセス>
■渋谷・恵比寿駅からバスをご利用の場合
・渋谷駅東口から(JR・東急・京王・東京メトロ)
都営バス「学03」系統 日赤医療センター行 終点下車(約15分)
・恵比寿駅西口から(JR・東京メトロ)
都営バス「学06」系統 日赤医療センター行 終点下車(約10分)
■地下鉄広尾駅から徒歩で来学の場合
東京メトロ日比谷線 広尾駅から 右記徒歩ルート(約15分)を通ってお越しください。
※共同住宅敷地内の私道は通行できません。くれぐれもご注意ください。
- 講師: マーチェイ・ポルコウスキ氏
赤十字国際委員会(ICRC)パキスタン代表部
Health Care in Danger プロジェクト統括
- 定員: 150名
- 使用言語: 英語・日本語(日本語逐次通訳あり)
- 参加費: 無料
- 主催: 日本赤十字看護大学国際交流センター、赤十字国際委員会(ICRC)駐日事務所
- 参加申込: お申込みはこちら(https://goo.gl/forms/eH77vxKptDXFInjD3)。
締め切りは10月27日(金)です。上記にアクセスできない場合は、メールでも受け付けます。
氏名、所属、Emailを記入し、icrc.symposium@gmail.comまでお申込みください。
- 問い合わせ先:
赤十字国際委員会(ICRC)駐日事務所 icrc.symposium@gmail.com
※会場に関する問い合わせについては、日本赤十字看護大学までご連絡ください。
日本赤十字看護大学事務局 jrccndngl@redcross.ac.jp
【講師略歴】
マーチェイ・ポルコウスキ
Health Care in Dangerプロジェクト統括/赤十字国際委員会(ICRC)パキスタン代表部
紛争下での医療を保護し、民間人が医療サービスを受けられるよう全世界でHealth Care in Dangerプロジェクトを展開する赤十字国際委員会に所属。
2014年よりパキスタンにて同プロジェクトの統括を務める。
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