セミナー報告「紛争下における性的暴力と女性」(於福岡)
2016.02.08
紛争下における性的暴力と女性~「行動計画」の効果的な実施に向けて~」が、福岡女子大学で1 月27日に開催され、40名を超える参加者が来場しました。
本セミナーは、外務省と福岡県、ICRCの主催で、武力紛争下において深刻な問題となっている「性的暴力」の現状に焦点を当てました。まずは、紛争の現場で活動するICRCが最新状況を説明。具体的なプロジェクトとして、コンゴ民主共和国にあるカウンセリング施設「聞く家」を紹介し、今後の課題や取り組みについても説明しました。それを受けて、外務省から昨年9月に策定した平和・女性・安全保障に係る「行動計画」の概要説明と今後の実施案の提示がありました。
参加者からは「行動計画」の具体的な内容をめぐって数多くの質問があり、活発な意見交換の場にもなりました。また、紛争地でのICRCの活動が垣間見れて勉強になった、という声も寄せられました。昨今の日本では身近に感じることのないテーマでしたが、本セミナーを通じて一般の方々の理解と協力を仰げたのと同時に問題喚起できた大変貴重な機会となりました。
外務省の報告も併せてご覧ください(外部サイト)