ICRCが支援する選手が東京パラリンピックに出場~開会式ではニジェール選手団旗手として行進
※2021年12月更新※
ICRC駐日代表部では、パラリンピック出場後のイブラヒム選手にインタビューを行いました。東京大会の感想やコロナ禍で苦労したこと、今後の目標や訪日の感想など、さまざまな思いを語ってくれました。
いよいよパラリンピックが開幕します。私たち赤十字国際委員会(ICRC)は、紛争地で人道支援を展開するうえで、多くの障がい者とも接し、治療やリハビリなど医療側面からの支援だけでなく、就業・起業支援や障がい者スポーツの奨励を通じて、社会参画やソーシャルインクルージョンをサポートしています。
詳細はこちら:https://jp.icrc.org/wp-content/uploads/2019/01/Newsletter_Dec2018_web.pdf
私たちが支援する障がい者がスポーツ参画する機会も近年は増えてきていて、2020年には27カ国において1,300を超える障がい者スポーツ事業を展開するまでに至りました。とはいえ、ICRCの活動地は紛争の影響を少なからず受けているため、練習場所や練習の機会などが制限されるケースも多く、国際的なレベルの大会で国を代表して闘う選手は、まだわずかです。
そんな中、アフリカのニジェールから、100m走でパラリンピックに出場するため来日したのが、イブラヒム・ダヤボー(Ibrahim Dayabou)です。夢は、“ニジェールのウサイン・ボルトになること”と語るダヤボーは、前回のリオ同様、二大会連続でニジェール選手団の旗手を務めます。
2008年、13歳の時に手りゅう弾で左手を失い、間もなくして陸上競技を始めました。2016年のリオ大会では、男子100m走で見事6位入賞を果たしました。その後世界記録を達成したこともあり、私たちも今回の東京でのメダル獲得を期待しています。
ダヤボーのこれまでの活躍/背景はこちら: