世界のショートフィルムが長崎にやってくる!~「生きる力」について考える~
毎年6月に表参道をはじめ東京で開催される、米国アカデミー賞公認国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」。今年は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の協力を得て、8月8日と9日の2日間にわたり、「戦争と生きる力(W&P)プログラム」を長崎でも上映します。
原爆体験から「長崎を最後の被爆地に」と世界に発信し続けている長崎で、ショートフィルムを通して平和であることの大切さ、ありがたみ、そして「生きる力」について考えたいと願って企画しました。
上映される作品は、これまでにW&Pプログラムで上映された中から8本を厳選。ドキュメンタリーからコメディー、アニメーション、ドラマとバラエティに富んだ作品を揃えています。
ぜひ、会場に足をお運びください!
詳細情報
イベント名:世界のショートフィルムから見る「戦争と生きる力」
日時:2018年8月8日(水)、8月9日(木)
会場:国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ(〒852-8117 長崎県長崎市平野町7-8)
主催:ICRC、ショートショートフィルムフェスティバル & アジア
協力:国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
後援:長崎市、長崎県
上映時間:
【8月8日】
1回目 10:00-11:30 プログラムA (※オープニングセレモニーを含みます。)
2回目 13:00-14:00 プログラムB
3回目 15:00-16:00 プログラムA
4回目 17:00-18:00 プログラムB
【8月9日】
1回目 10:00-11:00 プログラムB
2回目 13:00-14:00 プログラムA
3回目 15:00-16:00 プログラムB
上映作品:
プログラムA
アレッポへの旅(Journey To Aleppo)
Juuso Lavonen & Vesa Rajala/21:03/フィンランド/ドキュメンタリー/2016
シリア生まれでフィンランド市民のラミ・アダムが、危険を承知で祖国の子ども達に会いに行く目的とは?ドキュメンタリー映画。
ベンディート・マシンV-引き金を引け!(Bendito Machine V – Pull the Trigger)
Jossie Malis/11:54/スペイン/アニメーション/2014
大昔に地球にやってきた異星人が、仲間の迎えを待つ何百年もの間に目にしたものは、栄華と衰退、そして人間によって繰り返される戦争だった。
やっと地球を抜け出せたその時、異星人たちに待っていたものは・・・?
1マスの前進 (Pawn)
Jad Andari/07:00/アメリカ/フィクション/2017
ニューヨークのある寒い夜。イラク戦争に従軍した元兵士は当時の記憶のフラッシュバックに悩み、自殺を図ろうとする。長い散歩に出かけてみると、気づけばイラク人の経営するチェスショップに入店していた。そこが彼に、生きる希望を与える場所となる。
もしも(What If)
Josh Liveright/04:50/アメリカ/ドラマ/2016
マンハッタン上部に住む3人の父親は、この世界にあふれる暴力や憎しみについて深く考え、どうにかしようと決意し、あるプロジェクトを立ち上げた。3部作のコメディ映画。
プログラムB
ボン・ヴォヤージュ(Bon Voyage)
Marc Wilkins/16:00/スイス/ドラマ/2016
地中海でセーリング中、難破寸前の難民船に遭遇する一組の夫婦。助けるべきか、見過ごすべきか・・・二人の判断が、自分達自身のその後の安全にも影を落とす。
1945年3月、東京 (March 1945, Tokyo)
田中淳/05:51/日本/アニメーション/2018
1945年の東京の下町で、亡くなった妻の写真と共に暮らしている老人がいた。ある夜、激しい空襲に見舞われた老人は、近所の子供を助ける代償に妻の写真を手放してしまう。
ゲットーに住む犬、チカ(Chika, The Dog In The Ghetto)
Sandra Schießl/16:21/ドイツ/アニメーション/2016
第二次世界大戦下のポーランドで、ゲットーに住むユダヤ人の少年ミカシュと子犬チカの心温まる物語。
バレーボール(Are You Volleyball?)
Mohammad Bakhshi/14:35/イラン/フィクション/2017
アラブ系の避難民は国境地帯で足止めを食らう。彼らが毎日対峙するのはそこに立ちはだかる兵士たち。そんなある日、一人の少年の行動により意外なコミュニケーションが始まる。
鑑賞方法:予約不要
入場料:無料
チラシのダウンロードはこちら(PDFファイル)
問合せ先:
ショートショート実行委員会
03-5474-8844
www.shortshorts.org
「戦争と生きる力(War and Power to Live:W&P)プログラム」について:
映画を通して、作品に登場してくるさまざまな境遇の人たちの人生や想いに触れ、身近な人を思いやり、助け合うことの大切さを感じてもらいたい。そして、平和であることの大切さ、ありがたみをもう一度みんなで考えたい。そうした想いから、戦後70年の2015年に国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(代表:別所哲也)の中に立ち上げられたプログラムです。