【ライブ配信あり】赤十字の7原則の採択50周年を記念し、2日間にわたる会議をスイス・ジュネーブで開催
赤十字国際委員会(ICRC)は、これまでの人道支援を歴史的に振り返る2日間の会議をスイス・ジュネーブで開催します。
「過去とつながる –国際赤十字・赤新月運動の基本原則を歴史的な観点から振り返る(Connecting with the Past – the Fundamental Principles of the International Red Cross Red Crescent Movement in Critical Historical Perspective )」と題されたこの会議は、9月16日と17日の2日間にわたり開催されます。7つのパネル討論では、専門家と30名のパネリストたちが議論を交わします。
「人道の理念を共有し現実に立ち向かう :赤十字活動の使命と信念(Stubborn Realities, Shared Humanity : History in the Service of Humanitarian Action)」と題された16日夜の本会議は、ライブストリームで一般に配信。ICRCの総裁であるペーター・マウラーや、オックスファム緊急人道支援部長のジェーン・コッキング氏、セーブ・ザ・チルドレン元ディレクターのマイケル・アーロンソン氏、ジュネーブ大学(スイス)で歴史を専門とするイレーヌ・ヘルマン准教授、エクセター大学(英国)で近代史を専門とするアンドリュー・トンプソン教授が登壇します。モデレーターはICRCとオックスフォード大学が共同で出版しているInternational Reviewの編集長であるヴィンセント・ベルナールが務めます。
赤十字運動の活動指針である7つの基本原則が、1965年の赤十字国際会議(赤十字運動の最高決議機関で4年に1度開催)で採択されて、今年で50年を迎えました。基本原則で謳われている「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」は、あらゆる人道危機に対応する赤十字の姿勢をあらわしています。
ICRCと英国芸術・人文リサーチカウンシル、エクセター大学が共催する歴史的な2日間の会議は、7つの基本原則が誕生した背景と、この原則に裏打ちされた赤十字の意義と姿勢を振り返り、現代社会が直面する人道課題にこれからどのようにして向き合うべきかを議論します。
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