核兵器禁止条約発効:特設ページ
戦争における非人道的な兵器の使用や行為をなくし、すべての人の尊厳が守られるよう世界各地で活動する赤十字国際委員会(ICRC)は、核兵器禁止条約の発効を心より歓迎します。
条約は、核兵器の使用や実験が人道上与える壊滅的な被害などを盛り込んだ、国際人道法上初の法律文書で、その発効は、広島と長崎の惨劇を目の当たりにした赤十字の宿願でもありました。条約の条文には、国際人道法の守護者でもある赤十字の今後の役割や貢献も明記されています。
ICRCは記念すべき2021年1月22日、世界に192ある赤十字・赤新月社を束ねる国際赤十字・赤新月社連盟と連名でニュースリリースを発出。駐日代表部では、唯一の被爆国としてのメッセージを世界に届けるべく、13歳の時に広島で被爆したサーロー節子さんと、10歳の時に長崎で被爆した下平作江さんにインタビューを実施しました。
また、公式ツイッターやフェイスブックでも、条約発効を記念して、これまでの赤十字の関わりなどを特集しています。是非ご覧ください。
ツイッター:twitter.com/icrc_jp
フェイスブック:facebook.com/icrc.jp
プレスリリース
A victory for humanity ~ 人類の勝利
ICRCペーター・マウラー総裁と日本赤十字社の大塚義治社長によるQ&A
核兵器禁止条約はなぜ重要なの?
核兵器禁止条約の発効で何が変わるの?~国際赤十字の核兵器担当がお答えします
インタビュー (動画) サーロー節子さん
インタビュー (動画) 下平作江さん
広島と長崎に落とされた原子爆弾
日本語版:核兵器の禁止に関する条約(核兵器禁止条約)
2021年1月22日発効の「核兵器の禁止に関する条約(核兵器禁止条約)」の条文冊子です。PDFダウンロード(574KB)
赤十字国際レビュー 核兵器:人類が払う代償
「The human cost of nuclear weapons」, Volume 97, Number899から記事をえり抜き、日本語に翻訳したものです。核兵器禁止条約発効までの経緯も追加しています。PDFダウンロード(6.99MB)
【核兵器は〝必要悪〟か―核兵器の意味を巡る不毛な議論】ICRC核兵器担当政策顧問マグナス・ロボルドによる、人道研究ジャーナルへの寄稿
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