MANGA x ひとのチカラ ジャーナルコミック第1弾
ジャーナルコミック:14歳の兵士 ザザ
アフリカ・コンゴ民主共和国で、貧しいながらも幸せな日々を送っていた14歳の少年・ザザ。
村が襲撃にあい、一瞬にして家族や家、すべてを失ったことで復讐の鬼と化し、武装グループの兵士となります。
戦闘員としての腕を上げ、瞬く間にリーダー格になったザザはある日、母親が肌身離さず持っていた笛を手に話しかけてくる日本人・神田と出会い――。
ザザと神田という、二人の主人公の目線で語られる「ジャーナルコミック」※1。
2015年10月1日学研パブリッシングより出版されました。
また、2018年には英語版とフランス語版が完成。
ICRC本部のshopからPDFバーション(Zaza the 14-Year-Old Child Soldier – ebook)が無料でダウンロード可能です。
さらにタイ語版も、電子ブックとして出版されました。こちら(ซาซ่า-ทหารเด็กหัวใจแกร่ง – ebook)も無料で読むことができます。
ザザと神田、そして彼らをを取り巻く人たちの思いと共に、「紛争地に生きること」「平和な日本に生きること」が何を意味するのか、一緒に考える機会になれば嬉しいです。
本作品は、ドラマ化もされた『Hotel』や『Station』などを手がけたマンガ脚本家・大石賢一氏による書下ろし。
大石氏は昨年11月、ICRCのマンガ企画の一環として、アフリカの地に初めて足を踏み入れました。ルワンダでは大虐殺の歴史を、またコンゴ民主共和国では、元子ども兵士や性暴力の被害者、武装グループのリーダーを取材。
ジャーナルコミック『14歳の兵士 ザザ』は、大石氏が現場で遭遇した人たちの声と思いが詰まる、200ページを超える大作です。
作画を担当したのは、石川森彦氏。石ノ森章太郎氏に師事し、多くの『仮面ライダー』作品を手掛けているベテランの漫画家さんです。
チラシのダウンロード
■ コミック・シナリオ・ライター 大石賢一氏のメッセージ は こちら
■ <プレスリリース> Manga × ひとのチカラキャンペーンは こちら
■ 学研ウェブ連載コラム「ザザが教えてくれること」は こちら
※1:ジャーナルコミック
報道・ジャーナリズムのツールとして、世界的に一分野を築き上げているマンガ。そもそものエンターテイメント性に、ドキュメンタリー的要素が組み合わさることで、重く難しいネタも、文化的・感覚的に受け入れられ、感情移入しやすくなる。
日本では既に、歴史や文学などの難しいテーマもわかりやすく学ばせる教材として、マンガの地位は確立されている。世界の潮流と、マンガというツールの持つ発信力や受け入れやすさ、そしてマンガ文化発祥の地・日本のブランド力を活かして関心をあおり、世界の今をできるだけ多くの人に伝えるのが目的。