チュニジア:コートジボワールの平和維持に向けた警官訓練
チュニス(ICRC)- コートジボワールの平和維持活動に派遣される予定のチュニジア人警官11名に対し、チュニジアの首都チュニスのICRC代表部が事前研修を施しました。
チュニジアは定期的に平和維持活動に貢献していて、今回研修を受けた警官は国際連合コートジボワール活動の警察顧問として派遣されます。ICRCは平和維持活動に貢献する人材を養成することで、人道の原理と国際基準の遵守を促進しています。
チュニスのICRC地域代表部副代表のMulan Giovanniniは、「今回の研修はチュニジア内務省との協力によって実現しました。とても満足しています」と話しています。
研修は、チュニスのBouchoucha警察学校で11月5日から9日にかけて行われ、武力行使の際の基本的な原則や逮捕・拘束に適用される国際的な規範など、平和維持活動に関わる様々な問題を取り上げました。特に関心が高かったのは、警察部隊による人権法の尊重でした。
ICRCは23年間コートジボワールで活動を行っていて、研修では職員が同国で得た教訓についても触れました。
派遣前の活動の一環としてこのような研修が開催されたのは今回が初めて。類似のセミナーがスーダン西部ダルフールおよびコンゴ民主共和国での平和維持活動に関連して開催される予定です。
詳細な記事はICRCジュネーブ本部(英語)で確認できます。