2022年1-7月アフガニスタン活動報告
この1年間、同国各地で人道ニーズは高まる一方です。推定では、人口の55%、つまり国民の2人に1人以上が人道支援を必要としていることに加え、2,000万人余りが深刻な食料不足に直面しています。
2021年11月にICRCは、同国各地にある33の大病院への支援を開始ししました。医療体制の完全な崩壊を防ぐため、1万500人ほどの医療従事者の給与を支払っています。給与の支払いを受けている人のうち、3人に1人は女性です。また、最も弱い立場に置かれた人々のニーズに対応するために、アフガニスタン赤新月社が運営する46の一次医療(プライマリーケア)センターに医薬品を提供する他、技術面での支援を行ってきました。
2022年1月から7月にかけてICRCは、アフガニスタンで以下をはじめとした支援を実施しました。
• 86,400人以上に農業を営むための現金給付を行い、経済面での自立や生活の再建を支援。
• 基本的なニーズを満たすことができるよう、73,530人以上に多目的に使える現金を支給。
• 安全な飲み水へのアクセスを改善し、150万人余りに寄与。これにより、水系伝染病の予防にも貢献。
• 1万人の被拘束者に食料と衛生用品を毎月配付。
• ICRCが同国で運営する7つのリハビリセンターで、99,400人以上の患者を支援。
• ICRCが支援する病院で、11万3,500人の赤ちゃんが誕生。
2022年1月から7月にかけて、アフガニスタン国内各地のコミュニティーのニーズに対応し、ICRCが実施した支援の詳しい内容は、こちら(英語版のみ)。